Mixed Reality プラットフォーム” Auris( オーリス )” を開発する株式会社 GATARIは、神奈川県が主催するオープンイノベーションプログラム「ビジネスアクセラレーターかながわ (BAK)」での採択をきっかけに株式会社湘南ベルマーレと協業を開始した。
スタジアムから最寄駅までのアクセスに対してポジティブなオルタナティブを提案
コロナ禍でスタジアムの関連利益が9割以上減少したことを背景に、両社は VPS 技術を活用した先進的なデジタルコンテンツを共創し、来場者がより安全・安心に観戦できる環境づくりと、クラブ所属選手・サポーター間のエンゲージメントを維持・強化するサー ビス提供に取り組んでいく。
湘南ベルマーレは、2020年はスタジアム全体の利益が9割以上減少するなど、依然として厳しい状況が続いている。
感染対策を講じた上で臨場感のある観戦体験を維持し、選手・サポーター間のつながりをなくさぬよう、神奈川県が主催するオープンイノベーションプログラム「ビジネスアクセラレーターかながわ (BAK)」に参加した。
一方 GATARIは、Aurisの「非接触」という強みを活かし、今年3月には神奈川県と協力し、鎌倉長谷寺に音声解説コンテンツを提供、同年6月には楽天イーグルスと連携してスタジアムを周遊するサウンドウォークプログラムを実施するなど、withコロナの文化観光推進に取り組んできた。
この経験とMixed Reality(MR)コンテンツ制作の知見を応用できると考え、同プログラムに応募し、最終選考では湘南ベルマーレが課題とする本拠地のスタジアムから最寄駅までのアクセスに対してポジティブなオルタナティブを提案する。
11月27日 (土) に予定されている徳島ヴォルティス戦に合わせて実証実験を予定している。
(慶尾六郎)